|
|
|
ひと夏
|
作詞 工工声 |
|
あなたと出逢えたひと夏の結び目が 時間が経つたび次第にほどけていく
夕立の中でした相合い傘 好きな人へと傾いてばかり
降りしきる雨に打たれ続けて わたしの片想いは泣いている
拭ってくれた温もりも
晴れ渡るほどの微笑みも
思いじゃなくて思い出なの…
あなたと出逢えたひと夏の結び目が 時間が経つたび次第にほどけていく
結び直すには少し遅すぎたのかも… もう逢えないのに
寄せて返す波になれるなら あなたの元へと戻ってくるわ
足跡までは返せないけれど 波音になってそっと囁くよ
わたしが待っていた返事は
日差しよりも輝いていたのに
海の向こうへ沈んでしまった
今もこの海で揺蕩いながら眠る 波なら優しくすべて包み込むのに
愛が引いていくあなたに届かないで もう満ちることなく
打ち上げ花火も流れる天の川も あなたの面影を寄り添わせたひと夏
ふたたび逢うには短すぎるひと夏 もう逢えないのに
あなたと出逢えたひと夏の結び目が 時間が経つたび次第にほどけていく
結び直すには少し遅すぎたのかも… もう逢えないのに
もう逢えないのに
|
|
|