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EMPTY
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作詞 工工声 |
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いまいるこの三次元に嫌気が差して日曜日
また明くる日も同じ事ずっと繰り返すのだろう
5分前と変わらぬ部屋あくびがひとつ浮かんでいる
遠い地球の裏側じゃ1分1秒を争って
人々はもがいて大半苦しんで
僅かな喜びを見出しているのに
この胸は空っぽで涙も底を突き
身も心も砂漠化したままで
オアシスを求める旅人になれたら
小さな花ひとつ咲かせてみせるよ
隙間を埋めるようにして溜め息を積み重ねてみた
無力であると知りながら身じろぐだけで息を切らした
欠如した部分は恐らくハート型
当て嵌まる記憶はなにひとつないから
右も左もただわからず立ち往生
遠くで誰かが呼ぶ声がする
追いかける体力も返す声も嗄れて
弱い存在だと気づかせてくれたよ
無音が響き渡るだけで
ひりつく空気の湿り気に
頭を抱え腕を抱いて
満たされないから渇くばかり
この胸は空っぽで涙も底を突き
身も心も砂漠化したままで
オアシスを求める旅人になれたら
小さな花ひとつ咲かせてみせるよ
いつしかハート型の穴もヒビが入る
割れてふたつになれば諦められる
オアシスも蜃気楼または儚い夢
だから人は求める人になるのだろう
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