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草笛
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作詞 Nii |
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茜色の残響に 共鳴する心は
きっと君が知らず知らず
送っていたサイン
数え切れない一瞬を 何度も繰り返す
壊れきったリモコンを
握りしめたままで
震える指先が 覚えていた温もり
失っていく感覚と同じ様に
数えられない、
想いも…
いつか忘れてしまうのかな
君は覚えているのかな?
この場所に響いた草笛を
耳を塞いでも 閉じていても
聞こえる声になりたくて
言の葉(このは)を探した
霞んでいく思い出の 位置を確かめる
あの日見ていた星空は
思い出じゃ無いのか、と
いつかの残り香が いつもすぐ側にあって
振り払おうとするその度に
染み込んでいく、
何度も…
風が運ぶ季節の色
君と過ごしていた日々を
通り越して見えなくなっていく
たとえどんなに 離れても
必ず隣にいるから
何て、分からないよ
「明日会おう」「ここにいるよ」
繰り返した日々の中
君は何処にいるの…
何で忘れてしまいたいくらい
君を覚えているのかな
あの日に響いた草笛も
目を閉じても 閉じていても
君は君だと探しているよ
言の葉を手に取って
いつか忘れてしまうのなら
ずっと覚えているから
君の隣で響く草笛
耳を塞いでも 閉じていても
聞こえる声になるから
だから、
側にいて
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