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一度肩を叩く
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作詞 スイ |
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「命」が一つで成り立つなら
行きている間に感じる「痛み」は
ごく小さなものだろう
乾いて 埋まって 元どおり
それだけのことで終わる
誰かのせいとか曖昧な言葉で仕方がなくなる
それ以上に突き詰めても
終着する場所はいつだって「ここ」にしかない
それを重ねていくことに耐えられなくなるから
自分じゃないものを混ぜて少しずつ逃げていく
違う痛みが来るっていうのに
久しく動かなかった指が
目の前にある痛みを綴っている
声を交わしても体が重なっても
「孤独」であると錯覚する感情は
ベッドに潜り込んでなお解消されず
指先に溢れた
否応なしに溢れていった
こんな自分をまた軽蔑していくことで
さらに深いとこに沈んでく
布団との境界線がわからなくなり
確立するすべが見つからず
「心」だけでは到底這い上がれないところまで来てしまった
今何をすればいいのか
単純かつ明確な疑問が
視界を埋め尽くすほど大きく難解で
すべてがそれのせいなのではないかと思うほどに
過大だったんだ
生き方を間違えたのかもっと特殊な何かなのか
道筋をたどっても
ただ自分の過ちとしてしか消化されかねない
「今」がすべてなのだ 弱さなんだ
それ以外を因とするにはあまり自分は何もしてこなかった
だから今 それを取り返すすべを探し
道中人に助けてもらい 傷つけ また甘えてを
重ねながら生きてしまっている
そんな悔いを悔いとすることが卑怯であるが
ただそれでも「痛み」としなければ
到底落とし所も何もがなくなってしまう
文にして改めて思うことがあるが
それは それこそ文字に起こすのは難しい
重ねてきてしまったもののまとめ方を
探している
うまく捨てること ちゃんと覚えていられることの
約束を忘れないでしていたい
生がつづいていく
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