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この雨が上がったら
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作詞 にっく |
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窓に打ちつく雨が 心を流すよ
夜の星たちを みなみな落とすよ
ゆれる躑躅の花の 甘い蜜がこぼれて
野卑な蟻たちが それを舐めている
この雨がもしも止んだなら
灰暗く狭い家を出て
夜の街を歩くの
水たまりに浮かぶ月が
憎らしいほどにきれいね
窓に打ちつく雨が 心を洗うよ
あのこの顔だって もうすぐ忘れるよ
この雨がじきに止んだなら
仄暗く狭い家を出て
夜の街を歩くの
水たまりに揺れる月が
怖いくらいにきれいね
この雨があがる頃には
全部干からびてしまうから
上を向くこともできないで
水たまりに浮かぶ月に
吸い込まれていくの
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