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灯火
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作詞 かずさ |
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猫は走る彼の元へ
名前も無く一人だった
そんな猫に優しくしてくれた
彼の元へ猫は走る
彼の足元追って
生きる意味の答えへ
ろうそくの様にはかない命燃やして
猫は彼の元へ
手を伸ばしても
叫んでも
彼へは届かない
車で遠くに行ってしまう
それでも走る
猫一匹
長かったその火も
短くなってきた今
彼の車が止まっていた
猫は走る感謝を伝えに
コンビニから出てきた彼に
ぶつかった
激しい炎のような猫の命で
彼を暖めて
彼の涙が
枯れるほど
猫の姿はたくましく
彼の腕のその中で
燃えているのは
猫の命
走って走って傷ついて
あなたが好きだったから
俺は走った
分かっていたから
自分の命が終わる事
だから最後にあなたに会いたくて
あなたに会えたそれだけで
俺のほほをつたったこの涙で
命のろうそくが消えた
あなたの涙届く前に
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