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陽炎
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| 作詞 kenyky |
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“さようなら”
あなたが告げた別れの言葉
今もわたしを縛り続ける
あんなにも想い合えた日々はもう
遥か彼方の陽炎と化した
溢れるほどにわたしが見せたあなたへの愛も
あなたにとっては、ただ重荷でしかなかったんだね
わたしはただひとり
空回りしていただけだった
愛してる、愛してる
叫ぶ心の声は二度と
あなたには届く事は無いんだろうね
会いたいよ、会いたいよ
そんな小さな願いでさえも
かなう事はもう望めないんだね
もしもひとつだけ変える事が出来るなら
あの日の別れを変えたい…
“愛してる”
あなたがささやいた愛の言葉
今も忘れられず心に残り続ける
あんなにも通じ合えた日々はもう
燃え尽きた灰の山と化した
はちきれる程にわたしが見せたあなたへの想いも
あなたにとっては、ただ苦痛でしかなかったんだね
あなたはいつの間にか
新しい未来を探し始めていた
寂しいよ、寂しいよ
広がり続ける心のすき間
埋める事はもう二度と出来ないんだろうね
行かないで、行かないで
声をからして手を伸ばしても
あなたの背中には届かないんだね
もしもひとつだけ変える事が出来るなら
あの日のわたしを変えたい…
ふたり燃え上がる程に揺らめいて
輝く程に見えなくなっていってしまった
わたしに見えたあなたの心
確かにそこにあったはずなのに
手を伸ばすと朧と霞んでしまった
陽炎と化したふたりの絆
陽炎と消えたふたりの想い
近づくほどに、遠ざかり消えて行った
もう二度と戻れない現実が
後に残された…
苦しいよ、切ないよ
心を締め付けるこの胸の痛み
消える事なくわたしの全てを壊してく
もう一度、出逢いたい
小さく儚いこの祈りの声も
誰の心にも響きはしないんだね
もしもひとつだけ変える事が出来るなら
あの日の出逢いを変えたい…
日射しに揺れる陽炎の煌めき
わたしの夢見た未来を表していた
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