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僕のためじゃない優しさを
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作詞 カポ |
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明日へ向かうにしても
僕らはあまりにも無力すぎて
大事なものひとつすらもわからず 下を見て歩くんだ
その少女の小さな両手には何もないように見えても
それはそれは大きな未来がしっかりと包んでる
君を殺したのは 僕でも彼でもないけど
きっと君を殺したのは この僕や彼なんだろう
僕らには所詮は ひとつの脳しかないから
あなたやあの子のことまで構ってられないの
それでもさ こんなに自分のことに優しくなれるなら
そのちょっとの優しさが少しこぼれてもいいんじゃない
かな
「他人は他人だ」なんて怖い言葉を覚えた
「あなたはあなただ」なんて素晴らしい言葉ももらった
片足をなくした少年 片目を潰した少女
誰より知りたがりのくせに 知らないふりが得意
君を殺したのは 僕でも彼女でもないだろう
だけど君を殺したのは この僕や彼女だよ
僕らには所詮は ひとつの体しかないから
あなたやあの子のかわりになってあげられはしないの
それでもさ こんなに自分のことを守れるのだから
そのちょっとの強さが少しこぼれてもいいんじゃない
かな
溶けそうな太陽が描くオレンジ色の絵の具や
神秘を泡に包み込んだ 蒼く青い海の音を
どうして見ずにいってしまうの
聞かずにいってしまうの
僕のせい?誰のせい?きっとそんな話ではなく
ごめんね
僕らには所詮は ひとつの脳しかないから
あなたやあの子のことまで構ってられないの
それでもさ こんなに自分のことに優しくなれるなら
そのちょっとの優しさが少しこぼれてもいいんじゃない
僕らでもこんなに たくさんの涙を流せるのなら
あなたやあの子の分まで悲しんであげられるでしょう
そしたらさ こんなに誰かのことを愛しく想えると
そのちょっとの愛しさが少しこぼれたよ
君に
あの子に
こぼれたのかな
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