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ターミナル
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作詞 条峙 |
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最終の列車が目の前を通り過ぎて
車輪が軋む音がいつまでも耳から離れない
誰もいないターミナルで一人ぼっち
白線の内側に腰かけて空を眺めてみる
どんだけ知識を積み重ねたって
一瞬の偶然で終わることもあるだろう
昨日終電に乗り遅れた初老の男が
今朝改札で死んだってさ
俺の人生にはどんな意味があるんだろう?
考えれば考えるほどドツボに嵌って抜け出せない
凍えた風がまとわりついて離れない
ゆっくりと俺の体温を奪って冷たくなっていく
どんだけ体験を積み重ねたって
一瞬の諦めで終わることもあるだろう
昨日夜遅くまで飲んだくれてた若い男が
今朝線路に飛び込んだってさ
道路の上にたむろしてた鳥達
トラックがやってきて一斉に飛び立った
気づくのが遅れた後ろの鳥が
車輪に巻き込まれ ああ
そんなことばっかりで そんなことの繰り返しで
ジ・エンドオブザターミナル 生死の淵を
ジ・エンドオブザターミナル 滑り落ちる
ジ・エンドオブザターミナル コイントスのように
ジ・エンドオブザターミナル 呆気なく決まって
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