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終夜
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作詞 条峙 |
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錆びれた駅のホーム 顔を隠す男達
終電は行ったのに 何を待っているんだろう
感覚はいつも通り状況を捕まえる
夜を撫でる風と古びたベンチ、そして
顔のない人影の群れが足を掴んで離さない
僕は動けないまま体温だけが下がっていった
どうやってここに来て どうしてここにいるのか
何も分からずに 時間だけが過ぎてゆく
どこかで悲鳴がして 世界が終わってないと知る
感覚はいつも通り状況を捕まえる
顔のない男たちが僕を見る、そして
顔のない人影の群れが僕をゆっくりと溶かしてく
僕は動けないまま何もかもが消えていった
思い出も、知識も、体も、全部が嘘になる
向こう側の世界が僕を包んでいった
向こう側の世界が僕を待ってた
向こう側の世界が君も待ってる
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