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憂鬱と雨傘
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作詞 はる。 |
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夢の中で見ていた夢
ワンルームの部屋に
入り込む月明かり 鳴いていた犬
笑っているようで
カーテンは閉めて 犬は殴って
耳はヘッドフォンで塞いだ
明日の朝が来るまでタバコを吸って
そんな自分がそこに居て
夢は覚めて明るい空
ハイヒールの音が
部屋の前をコツコツと通っていく
ああ....今日が始まる
人は全て街の中へ
僕も行かなくちゃ
紛れ込む群衆 枯れていた僕
だけど 行かなくちゃ
カーテンを開けて 犬を撫でて
服はスーツで誤魔化している
大人になんてなりたくないと吐いて
こんな自分が嫌になって
扉を開けて 空を仰ぐ
今日も雨模様で傘を持って
歩き出す悲観主義が空を濁す
揺れる水溜まり 映る顔
なんで いつも悲しそうなの?
晴れの日を知らないような顔して
そして傘も差さないで
憂鬱と雨傘 僕を撫でて
いつも優しくしてくれるから
今日は甘えないでいたいんだ
こんな自分にさよならできるように
夢は覚めた
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