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ベゴニア
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作詞 愛依歌 |
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最初の君はぶっきらぼうで
言葉が足りないところもあったけど
でも一人ぼっちの僕の隣にいてくれたこと
とてもうれしかった
「この花は何?」
「これはベゴニアって言うんだ」
君は気づいていないかもしれないけど
花言葉は「幸福な日々」っていう意味なんだよ
僕にとって君は希望の光になった
僕のかわいい人形(ドール)
愛しい、抱きしめたい
でも、今の君にはまだそれはできない
恋を知らない君に
僕の気持ちを押し付けるわけにはいかない
だから気持ちを押し殺す
僕は重い病にかかってしまった
もう1年もたないだろうと医者には言われた
このことをまだ君には伝えていない
きみが悲しんでいる顔は
僕が一番望まないことだから
ある日、君は突然いなくなった
「待っていて。必ず帰るから」
そんな置手紙だけを残して
いやな予感がした
3日ぶりに帰ってきた君はボロボロで
体は傷だらけ、そんな姿で君は
「これを取ってきたんだ」
渡されたのは、ベゴニアの花
「あなたの病気が治りますように」
君は一言そういった
次の瞬間君が倒れた
抱きかかえる体から、血が溢れてきた
泣き出す僕に君はこう言った
「私は笑っている君の笑顔が好きなんだよ。だから泣かないで。」
余計に涙が溢れた
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