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飛行物体ローリング
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作詞 古閑 |
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新しい風を求めたよ
上手く飛べず流されたよ
地面に落ちたときはすでに
元の場所へ戻っていたんだよ
イメージするのは苦労しないよ
だけど何故だかいつも空回り
呼吸するのは簡単だよ
常に生きてるから何でも手放せるんだ
固く閉じた口と瞼
明かりのつかない部屋
その中で君が最初に思いついた
飛び方を教えてよ
「人の背中に 絶対羽根は生えてこないから」
やれば出来るって沢山呟いたでしょう?
じゃあその夢も信じていなきゃね
「いつか雲の上に乗って あの鳥と一緒に」
その声が響く頃 青空の下で待ってるよ
何回落ちて来たっていいさ
僕は君のことも信じてるよ
あの満月まであとどれくらい
光を灯す君が見えるよ
二つ輝き重なったとき
いつもより明るい夜を祝おう
もう随分遠くへ行ってしまったなあ
僕はまだここに立ってるよ
いつだってこの頭の中に
散ってる白い羽根
色も形も他と違う
仲間はずれはどっちだい
そもそも同じじゃなくても良い
皆自分なりの飛び方を
「降り出した雨はもしかして 君の流した涙かな」
この中に一つだけ そう分かってても
受け止めてみたいんだ
「窓を覗けば いつだって 無数の夢が浮かんでるよ」
その中のたった一つ それは知っているけど
今なら一番乗りで声かけられる気がした
別れ際 見送り代わりに
手を振った あの時が
とうとう懐かしく思えてきてしまった
いつでも戻ってきて
どんなに強い風が吹こうと
決して諦めることはしない
何度でも飛び立って
君の笑顔の隣に立ったときが
最後の出会い 二度目の別れ
早く次の場所へ行かなくちゃ
限りなく小さな可能性でも信じていよう
また雲の上の君に手を振れることがあれば
よろこんで戻りに行くよ
いつでも待っているよ
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