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恋愛論
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作詞 凛句V |
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今日は少し 気持ちが軽いよ
なぜだろ?
君がいないからか? それとも・・・
振り出しに戻っただけなんだ
目の前にあった 氷だけのコップは
氷だけとけて 水になってる
それはまるで 僕と君がいた世界みたいに
とけて 二つの関係がなくなったように
冷たいようで生ぬるい・・・
とんだ間違い探しだったな
二人で壊しあった 人間関係
一人ぼっちになると なぜか軽くなった身体が
今は心だけ重苦しい
サヨナラが突きつけた この夜を
いつも聞いてた あの音楽
聞きなれた失恋曲も 今はすごく聞きにくい
そんなもんだと 言い聞かせて
僕は今日も一人の夜を過ごしながら 眠りにつこう
たまに見た夢も
今はもう見なくなったよ 整理することがないから?
そんな理由はどうだろう?
でも 言い訳にはもってこいなわけだけど。
当たりのない恋愛も 汚い恋愛も 醜い恋愛も
全部似たようなもんだろ
欠落してこその恋愛だ
でも、それが僕と君をひきつけた
恋愛なんかギャンブルみたいなもんで
スロットに777が揃うみたいに 大当たりがなけりゃ進まない
それが見えていなかった 僕と君
それが終わりの合図だったんだ
ずいぶん 長い夢を見ていたような気がするから
そろそろ 目を覚ましてみるよ
って そういって 目覚めの朝は気分が悪かった
君がいない それだけなのに
見慣れた景色も いつしか心に大きな穴を作ってた
自分が作りだした幻想なのに
壁と壁が 僕を一人にさせる
少し前まで 綺麗だった この部屋も
少し汚くなったな
二人が選んだ わかりあうための道
それがこれだったのかって今思うと
馬鹿らしい
ただ、それは間違っちゃいないよ
僕らがしてた 間違い探しは 全部が間違いで
これが間違いじゃないから
これを選んだんだ
とんだ間違い探しだったな
ルールもない 規則もない
君との恋愛は ただの・・・
なんだったんだろう
わからないけど・・・ 少し考えさせられたよ
答えはないけど 理由もないし
何もない恋愛はくだらない
作り上げるモノがないなら
それだけってことなんだろう
僕は今もわからないまま
軽くなった身体を 君という存在を考えて
ぬるくなった水に口をつける
理由もなく、愛もない
それが恋愛なら 悲しいよね
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