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四角い世界
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作詞 麻緒 |
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目が覚めるとそこは、真っ暗な僕の闇の中で
開かない格子窓に、張り付く雨の手の跡。
見たこともない世界の全てから
ママの澄んだ声がしました。
ポタリポタリ、唄う人は
愛される意味も知らないままに
打ち付けられる痛みと僕を
抱えて今日も眠るでしょう
目隠しのようなこの世の闇
抱き締められている痛みさえも
叫ぶ声より酷く優しく
終わりを掴むその時まで
あなたの唄を聞いていたい
明ける事のない夜の角で
もう少しできっと、この雨は泣き止むでしょう
それを合図に僕の声も、静かに鳴り止みます。
見ることのない世界の果てから
生きた証に最期の唄を。キミへ
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