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君唄
作詞 游希
終電が響く遠く
君だけを乗せた列車が走り出す
僕はただ俯いて涙見せなかった
見送る僕が泣いていた
君は窓からそれを見て僕より泣いていた
あの日見つけた秘密基地
今も時間は進んでいない
影を残したまま思い出に
アルバムから切り取った記憶と一緒に
文字で表した『愛してる』
君が容易く書き留めた
僕はただ見つめるしかなくて
今も指でなぞってみる
いなくなってしまった温もりを感じてみる


出会い別れ愛し愛される
『愛してる』の響きは消えて
『さようなら』だけがこだまする
泣きながらでも傍にいて
見送って
君が記憶から消えるとき
世界の命が無くなった
そしてまた一人になる
ただ傍で肩を抱いてあげれたら
真っ直ぐな瞳(メ)を汚さないために
今日も祈りを絶やすことなく生きている


空っぽの部屋から旅立った君の面影
空に放ってしまえたら
一人を待ち続けていても
彼女は帰りはしない
たぶん。
荷物を持たずに扉を開けた
爽やかな風に包まれた体を
そのまま列車が吸い込んだ
あの日の基地は新たな名前が付けられた
僕らではない誰か
愛する人だけに微笑んでいた


【奇跡】【運命】辿った先は【必然】だった
今もあの声が届いてくる
今にも消えそうな叫び声
『会いたいよ』離れてしまった姿を思い出す
『帰っておいで』どこにいるかもわからない
今は必死で強くなるしかない
祈り続けても無駄だと理解した
何をしても
どこにいても
君を探してしまう
強く生きて
君が行った街に僕も行くために
そこでまた会える日まで


終電の発車音
僕の胸を燻る
列車はやっぱり僕だけ運ぶ
あの時と同じ感覚
窓から差し込む明かりは
見たことない程輝いていた
変わる景色に涙を浮かべて
雲に落とす
やがて雨になり街を潤す
着いた先は君の街
今まで待ち続けた人の街
真っ先に影を探す
唯一の目印は心だけ
ただの心だけ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 君唄
公開日 2012/02/25
ジャンル ポップス
カテゴリ 別れ
コメント 歌詞に意味が結構入ってまぁす♪
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