|
|
|
いつもどおり
|
作詞 紅一 |
|
まだ静かな都会の商店街
踏み切りと電車
朝の挨拶に
シャッターを開く音
晴れでも曇りでもない
空のずっと下を
冷たい風に押されながら
前へ前へと進んでいく
白黒の雲は昇り
原色の雲は下る
高く昇ったものは
また元の場所へと
戻っていく
守れば 大きく変わるけれど
大きく変わって保てるほどの残量がない
攻めても かえって停滞して
結局 何も変わらない
背景が黒なら
多少汚くても
大抵は綺麗に感じるものだ
トンネルを抜けると
一点の雲もない
ずっと こんな空であったら…
変わらない街を
大きく変わった空が
遠く臨んでいるようだった
|
|
|