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ロボット
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| 作詞 J'Soul （ジュゾウル） |
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油の匂いで満たされた 自然の光が届かぬ工場
うつむく人々が操作する 冷たい機械に運ばれて
彼らの部品(かけら)は流れて形を成していく
一つ一つに特徴もなく ただただ大量生産される日々
すでに作られたプログラムを 盲目的に記憶する
感情すらも作られたモノと気付かずに
街の片隅のゴミ捨て場 雨に濡れるゴミに埋もれて
錆びたロボットが腕を振る
まるで自分は『此処にいるよ』と言いたげに
油の切れた身体から 耳障りな音を残しつつ 雨に濡れる音は揺れる
塗装も綺麗に出来上がり 店先に並ぶのを待つばかり
初めは色んな子供達に 珍しそうに買われてく
彼らの仲間が広がり世界を統べていく
包装は丁寧に開けられて いつでも腕の中に抱えられても
すぐに新しい次世代機が 彼らの地位を奪い取る
飽きたモノから躊躇いも無しに捨てられる
誰も止まらないゴミ捨て場 誰かが捨てたゴミに埋もれ
古いロボットの目が光る
まるで自分は『生きているよ』と言いたげに
片目に穴が空いたまま いつ切れるか分からない電池 闇に瞬く赤い星
頭に残るプログラム 人に買われる為だけに人が打ち込むモノだから
誰かがいなきゃ意味が無い
自分で学んだ事が無く 一人で動いた事も無い
突然捨てられ一人になっても 何が起こったか分からずに
どうして良いかも分からない…
錆びたロボットが腕を振る
まるで自分は『此処にいるよ』と言いたげに
油の切れた身体から 耳障りな音を残しつつ 雨に濡れる音は揺れる
古いロボットの目が光る
まるで自分は『生きているよ』と言いたげに
片目に穴が空いたまま いつ切れるか分からない電池 闇に瞬く赤い星
雨が涙の雫に見えても 彼らは本当の涙を知らない
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