|
|
|
呼び声
|
作詞 ユト |
|
小さい頃から 聞かされてた
貴方の低い声は
私を呼ぶ声 貴方の呼び声
隣には必ず貴方がいて
私が怖がらないよう 手を握っていてくれた
私が迷ったときは
いつもの呼び声で 私を救ってくれた
貴方がいなければ 私は何もできないのか
それが悔しくて それが悲しくて
あの雨の日 私は初めて
貴方の手を離した
一人で歩く雨の町は
とんでもないほど 怖くて
私は耳をそばだてて
貴方の呼び声を捜した
真っ暗な空 車の冷たい光
その先に 貴方を見た
まわりも気にせず 走り出す
最後に聞いた貴方の声は 私を呼ぶ声だった
あの日から 貴方の声は聞こえない
あの日から 貴方の姿が見えない
私はただ狂ったように
貴方の呼び声を捜した
誰かに呼ばれ 振り向くたびに
溢れ出す 目からの絶望
どうして? 呼んでください
貴方の声で私を呼んで
失ったものは大きかった
貴方の手を離したその日が
貴方との永遠の別れだった
嗚呼 私はやっぱり 貴方がいないと生きてゆけない
(私が最後に聞いた声は)(貴方の呼び声だった)
|
|
|