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日食
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作詞 ユト |
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天秤にかけられた 月と日は
不釣合いにグラグラ揺れて
次第に その関係は
お互いを壊していった
日は届かないと嘆き 月は汚してしまうと怯え
いつのまにか 亀裂が入った
私は子供だと泣き 俺は汚れてると言い
いつのまにか 離れていった
互いに悩むたび 遠のいてゆく恋しい存在
手を伸ばす勇気はなく ただ壊れないよう抱きしめた
天秤にかけられた 大人と子供は
思い込みでグラグラ揺らし
次第に その関係は
お互いを遠ざけていった
太陽は月に焦がれ
月は太陽に焦がれ
互いの思いに気付かずに
すれ違い互い違い
離れていった
お月様とお日様は互いに恋におちた
でもその気持ちは交わることはなかった
お日様が泣く姿に お月様が苦しそうな姿に
お月様の周りのお星様は
二つを結ぶ糸になった
その光の糸を手繰り もう一度あの距離に戻った
お日様が泣く姿に お月様は聞いた
何故 泣くんだ?
お月様が苦しむ姿に お日様は聞いた
何で 苦しそうなの?
初めてお互いの気持ちが交わった
互いの気持ちを互いに言い合い
互いの気持ちを互いに聞いた
その後二人は 笑ってしまった
思い込みで勘違いしてただけなんだ
互いの気持ちは重なった
(日食)(何があろうと離しはしない)
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