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万華鏡
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作詞 紗散 画宮 |
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簡単でないこと 簡単に許される
あいつはそういうヤツ 分かってはいるつもり
背中から追い風 明日は向かい風
誘っているのはあいつか それともあなたか
あなたは陰日向 太陽に晒されて
僕はその陰を追いかけ 手に届く距離まで
散歩の途中で 拾えるものは拾ったよ
キャパシティ一杯まで 満たしたくて
追い越したとき 気付いたんだ
叶えるべき願いは こんなのじゃなかった
望まれなくたって 迫り来る光で
道 指し示す あなたは焔のよう
導かれるまま 犯した過ちは
僕の心の中 まだ燻ってる
続いた回り道で 誰かに叱られたよ
「存外、不器用なんだね」余計なお世話さ
僕は根からのアヴェンジャー 色んなものを拒んで
救われる術なんて 気付かないふりして
追いつかれた そんな気がした
嬉しそうに 無様に笑いやがって
地ベタ這いずって 転がり続けて
走りきった あいつは風のよう
いつからだったか 竜巻のような
生き方がとても 羨ましくなって
自分の欲しいもの 分からなくなってから
あいつの拾ってきた 拙いものが
輝いて見えて また目を伏せた
僕もきっと陰の人
望んでもないのに 逆巻くように
道 指し示す あいつは風のよう
本当に正しいもの 見えてたはずなのに
都合がいい僕の瞳は万華鏡
地ベタ這いずって 転がり続けて
走りきった 僕もあいつのよう
今からでもきっと遅くはないと
その言葉を信じるのに時間かかったなぁ
きっと ありがとう だけじゃ足りない
だから 旅路は まだまだ終わらない
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