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風香
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作詞 Liar.M |
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思えば、「物忘れ」はあたしの特技だった
指輪も記念日もプレゼントも誕生日も
それでも笑っていられたあたしの隣には
いつも変わらない顔のきみがよりそってた
心は、それでも泣いて、泣いて、泣いて
後悔と愛しさ 嫉妬と悲しみ
嬉しさ、やさしさ ありがとう
ふと香るきみの残り香がこんなあたしに思い出させる
意味のないこと 意味をなくしたこと
愛したもの 愛せなかったこと
そしてもらった たいせつなこと
思うのは、できなかった過去だけ
想うのも、想われるのも、うまくはいかないんだね
それでも笑っていたあの日のあたし
いつまでも変わらない未来を
ほんとは誰より ずっと強く祈ってたんだよ
心は、いつでも言葉ウラハラ、悲しい、嬉しい
素直と強がり 理解と理想
素直になれないあたしに気づいて
ふと写るきみの残像がこんなあたしに思い出させる
今しかないこと 今しかいえないこと
何もできない悲しみ 伝わらない後悔
そしてしまった たいせつなこと
もう思い出せない もう何も見えない
時間だけ過ぎて あたしを残していく
今逢いにきてよ 今伝えたいんだよ
まだ隣にいてよ まだいえないんだよ
まだ、忘れられないよ
ふと香る春の桜はこんなあたしに思い出させる
いえない言葉があること もういえそうにないこと
忘れられない後悔 忘れてくぬくもり
逢いたいの言葉さえもうないよ
壊れてく愛しさも涙に溶けて
そしてしみこんだ たいせつなこと
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