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Needless Voice
作詞 U-TA
そっと目を伏せて、息を呑んだ
夜が零れそうな気がしたんだ。
きっと滲んだのは、僕の影
月の涙に触れた気がしたんだ。

窓が要らなくて 声が要らなくて
未来が要らなくなったんだ
砕いて 掻き切って 焦がした
僕の世界を、君と同じにしよう。

「また、あの月が昇る夜に会おう」
ただ、その一言だけを残して君は
ああ、最初から解っていたように
笑って消えてった。

きゅっと繋ぎ合わせて、霞んだ。
一欠片の想いが溶けたんだ。
溶けた先にあった 縷々の証が
僕の空っぽの胸をすり抜けた。

空が要らなくて 僕が要らなくて
世界がセピアになったんだ
裂いて 黒に溶けて 崩れた
僕にどうか、どうかもう一度だけ

「また、あの月が昇る夜に会おう」
ただ、その夜だけをずっと待ってたんだ。
ああ、最初から解っていたのに
君が居なきゃ僕は 笑えないよ。

空虚な瞼にまた 淡い熱が込み上げる
空を見下ろす 雲に座って
そうか僕にもう一度だけ 微笑んで。

ほら、あの月は今日も昇ってる
ただ、君の居ない右側に呟く。
どうして、もう要らないはずなのに
この涙は声は想いは 溢れてるの?

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル Needless Voice
公開日 2011/07/26
ジャンル ロック
カテゴリ 別れ
コメント 君が居ないなら僕は要らない存在だ。そう思って棄てた僕が泣いた歌。
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