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心の音
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作詞 和総ひい |
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昨日を思い出す度
私の部品が落ちていく
嘘をつく度
私の部品が欠けていく
もうどこにいるかも分からない
真っ白な頭で 震える唇で
声にならない音を紡いだ
叫んで 「見つけて」と言えたら
錆び付いていた心臓が動く
逃げられない 軋んだ螺子巻で
このままでいいなんていつ壊れたの
狭い空の間から
差した光はただ眩しい
重くなる体で
あなたを思い出した
冷たい手を重ね合わせ
朽ち果ててする後悔は
きっと嘘をついたこと
エラー音が聞こえた
停止はもうすぐそこ
剥がれたのは唇だった
偽りを述べて 錆びたのは手だった
重みにぼやける
ぬくもりは掌に
起こされる部品
今日も また嘘をつく
許されないことが生きるということなら
この苦しみは救いなの
心が鳴る音がした
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