|
|
|
遥か遠い春の日々
|
作詞 syarin |
|
思わず零した弱音は空の彼方
心臓の音だけが響く四畳半
あの日二人で見た映画のタイトル
思い出せない 最後の言葉さえも
もうすぐで春が来るのに
微かな温もりが残った四畳半
振り返る度に香った君の長い髪
愛しくて綺麗で 僕は笑ってた
春の陽溜りが君の面影を包む頃
それは素敵な幻だったと思い知らされる
いつも夢の終りに君が迎えに来てくれた
そんな春の日々は遥か遠く
真っ白な花吹雪は色を変えた
桃色の花びらがチラつく四畳半
ここから眺めた景色は二人だけの秘密
今も色褪せない 少し滲んでいるけど
もうすぐで春が来るのに
相変わらず冷めきった四畳半
手を振った景色が映画みたいに
切なくて綺麗で 僕は泣いてた
春の優しさが僕の想いを包む頃
それは淡い幻だったと思い知らされる
いつも夢のほとりで君を待っていたんだ
そんな春の日々は遥か遠く
夢から覚める度 隣には君がいて
窓を開ける度 朝焼けが微笑む四畳半
今日もずっと待っているのに
冷たい風だけが吹き抜けていく
春の花吹雪が記憶を消していく度
それは素敵な夢だったと思い知らされる
いつも夢の終りに誰かが迎えに来てくれた
そんな春の思い出は遥か遠く
|
|
|