|
|
|
仄かに薄れゆく影を追いかけて
|
作詞 syarin |
|
いつだって僕ら 見えない未来を想像した
記憶の奥で映る景色 夕暮れの音色に耳を澄ました
些細な奇跡が張り廻った季節 僕は君の手を握った
臆病で汗ばんだ左手が彷徨ってたどり着いた右の掌
そこに言葉はいらなくて いつだって僕ら
遠い空を眺めながら 見えない未来を想像したっけ
あの日見送ったバスの行き先も分からず
ひたすらに君を追いかけた
時代の風に吹かれた僕ら 最後のサヨナラは切なくて
また会えますようにって手を振り続けた
仄かに薄れてゆく影が 小さく揺れて 季節の終わりを告げる頃
何も見えなくなるほど視界は滲んだ
二人の特別を運んだ自転車 君は僕の背中に鼻唄を描いた
額から伝わる温もり それだけで僕の想いは加速していく
時には歩幅を合わせながら いつだって僕ら
ぶつかり合った分 不安定な約束もしたっけ
あの日見送ったバスの行き先があんなにも
遠い場所だったなんて
時代の風に吹かれた僕ら 似合わない化粧が切なくて
もう会えないよって手を振り続ける
仄かに薄れてゆく影が 小さく微笑んで 季節の終わりを告げる頃
もう何も見たくないから視界を濁した
いつだっけな 見えない未来を想像してた頃
記憶の奥で映る景色 桜吹雪の中 僕らはピースしてた
時代の風に吹かれた僕ら どうかあの日の二人に連れ戻してよ
不器用ながらも素直だったあの頃へ
仄かに薄れてゆく影が やがて消えて 季節の始まりを告げる頃
君に会いに行くよ 何も変わらない僕のままで
|
|
|