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夏夢草
作詞 syarin
夏の僕は自転車またぎ空を追い越した
風よりも早く坂道を駆けていく

通り過ぎていく景色があまりにも一瞬過ぎて
無くしたモノも落としたモノも忘れてしまった

時には乾いた涙を潤わすため 雨の彼方を走り抜けた
その先に懐かしい優しさが ずっと僕を待ってくれた


夏の夢は星屑の中 花火と共に弾けた
みんなが見てたあの淡い夏の夜空

火薬の匂い囲まれ僕ら秘密の話をしてた
誰にも描けない物語 今はもう忘れてしまった 

時には寂しさを拭うため 暗い夜道を一人歩いてた
道端を無邪気に咲く蛍の花 永遠に続く綺麗な道だった



あの日見つめてた あいつらの後ろ姿
泥まみれだったけど汚れもなく輝いてた

額を溢れる雫 止まることなく走り続けた
オレンジ色に染まった幾つもの影に踏まれた帰り道
今はもう誰もいない帰り道 虫の音遥か高く響いてた






あの日見つめてた あなたの横顔
眩しい日差しに柔らかな白が反射して
お日様のお化粧 素敵だった

高鳴る鼓動 止まることなく鳴り続けた
桃色に染まった頬に触れれば 世界は二人を包む 
その度確かめ合った永久の温もり



夏の僕は確かな足取りでこの地を踏みしめる
風を切り裂きながら登坂を歩いていく

無くしたり落としたりして出来た隙間を埋めながら
見えない未来を描きながら あの日見た夢の続きを予想しながら    

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 夏夢草
公開日 2012/03/06
ジャンル その他
カテゴリ その他
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