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夢の浮橋
作詞 雫月
季節は春 泡沫の恋
桃の花の香が強くなる
君が此処に居た例さえ
我が苑には何も聴こえなかったの

霞がかる 今宵の空
十六夜の月が浮かんで
胡蝶はまた あたしの傍
妖しげな匂い漂わせる

甘味がある 一雫の
涙は心に溶け出し
呟く文字 空に舞って
そのまま果てまで墜ちて行った

燃え尽きたならもう一度
この愛が嘘になる前に

変ったもの、変わらないものも
匂いの襲ねが揺れてから
黄昏時 舟に乗り込み
永遠の夕顔を捜そうかしら


春風散り 少女は舞い
全てはこの魂の中に
雲隠れは 何度目だろう
昨夜の夜半の月の様に

契も嘘? 幻なの?
恋心さえも嘘なの?
淋しいけど 悲しいけど
これを運命と呼ぶのでしょう?

そうね、結局盛者必衰
いつの日も忘れたくなかった

雪解けまで 待ってみたって
君との距離は変わらなくて
ひとりの夜 想い出しては
あたしはただ願う事しか出来ない

小春日和 もう少しだけ
夢の余韻に浸らせてよ
夕霧の夜 有明の月
あたしは本当に君が好きだった
なのに
証さえ残せない夢の浮橋

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 夢の浮橋
公開日 2010/03/24
ジャンル ポップス
カテゴリ 片思い
コメント 平安時代の女性の片想いの歌です。
長いですけどこれで一曲です
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