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ココア
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作詞 もちだほうすけ |
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足元に散らばる落ち葉が 螺旋を描く頃
いつも小さな君の躰は 木枯らしに凍えてる
マフラーでもニットでも足りない 胸の温かさは ふわり
浮かぶ小さな雪ん子を ピンクに染め上げる
毎年変わらず耳に入る 「石焼き芋」の声や
いつもと変わらず僕を包む 高く高い青空
手袋とコートじゃ足りなくなるほど 寒すぎるこの頃も
君とココアの温もりがあれば 凍えやしないよ
さあ早く家に帰ろう 温かい毛布があるよ
他には何もないけど それがあれば 僕は
この冬も 乗り切れそうさ
I Love You かじかむ
小さな手を包むのは
手袋じゃなく
僕の手であってほしい
その手も冷たいけど
毛布に顔をうずめて 小さく震える君
寒いだろそりゃ当り前 セーター忘れてるし
そのセーターを着終わったら ちょっと出かけよう
「寒いからやだー」とか言わない 新しい毛布買おう
さあ早く家を出ようよ 寒いけど僕もそうだよ
しょうがないな じゃあ帰りに 近くの自販機で
ココア二つ 買っていこうか
I Love You 震える
小さな君を抱くのは
毛布ではなく
僕の腕であってほしい
きっと温かいから
きっと幸せだから
『花柄にするの?』「じゃあなにがいい?」
『このくまさんがいい』「それたぶんうさぎ」
・・・
悩み抜いて買った毛布を 抱えながら家路につく
君はすごく眠たそうだけど ココアはしっかり握ってる
もうすぐ部屋に着くからね 缶そのまま持っててよ
そう促す僕の手にも 小さくも温かいココア
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