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金木犀
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作詞 シャムリッド |
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滑稽な格好で落ちた金木犀の枝から
花が舞い落ちて 鳥は飛び立った
人は それでも足を止めずに
ただ前を見る
見知らぬ君が 花の色を確かめるように
花を拾って 頬を赤く染めた
僕の心の 炎に気付いていたように
僕らの星空 綺麗な瞬き そういうものさえも
華麗な金木犀の香りを打ち消して
君の肌が僕の肌に触れた
朝日に見られたくないところを見られた気がして
落ちた場所から動くのに そう時間はかからなかった
その人ごみに紛れたくない そう願っては 結局混じる
そんな日々さえ 打ち消すような 君の存在
僕からは 輝いていたんだよ
見知らぬ花が 空の色を確かめるように
空を切って 臙脂色に染めた
僕の心の 闇を切り裂いてゆくように
僕らの夢見や 綺麗な輝き そういうものさえも
華麗な金木犀の精彩に見惚れた
僕の肌にそっと花が触れた
遠いとこにある太陽に笑われた気がして
折れた枝にしがみつく 金木犀の花
大切なもの忘れた僕に 鏡に反射したような夕日が
そんな日々を 与えてくれる 君の存在
僕からは 輝いていたんだよ
僕らの行方は 時の気まぐれ そういうものさ
華麗な金木犀の花だけ信じて
君と僕が誓ったあの場所で
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