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雪
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作詞 凛句 |
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舞い散る雪が降り注ぐ
何も残らない
雪が溶け
その後に残る物は・・・
儚さと冷たさだけ
温かい雪なんて存在しないから
指に絡まった小さな手と僕の手の境目に小さな雪が舞い落ちる
冷たさを感じた 隣の君
少しだけ手を振るわせていたね
僕の横にいるだけで冷たいの
何もしてやれないのに
どうして僕についてくるの
愛されたいわけじゃない
別に愛したいわけでもないのに
どうして 僕は君の横にいるの?
愛する気持ちなんか雪と一緒にさめてるんだよ
気づいてよ てか 気づけよ
いつまでも傍にいたいとか思わないんだよ・・・
何も苦しまないまま終わらせて
このまま一緒にいたいとか思わないから消えさせて
苦しいから 苦しいの
何も怖くないのに
君の存在が恐ろしいんだ・・
いつも傍にいて
いつも話しかけてきて
いつも手を繋いでくれて
いつも優しくて・・・
無駄に好意的なのはやめてくれっ!!
なんで、優しくするの?
どうして僕にそんなに優しくするんだよ
何もしてやれないのに
何も残らないのに
ふと気づくと雪は止んでいて
僕の手には大粒の涙がこぼれていたんだ
雪のように そして、その涙はこぼれていくだけ
何も残さないための最後の贈り物
君に対しての・・・
彼女の手がなくなったとき
僕は思うんだ
いつまでも、君といたい
冷たいままじゃ・・・
君といないといけないような気がするから
雪が僕と君を冷たく包む
君の涙が僕の涙と重なる
雪の結晶が僕に舞い落ちた・・・。
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