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作詞 凛句
ふと眼が覚めるとそこは暗闇で
見えていた物全てが偽者でしかなくて
なんとなく覚えているのは
血のついたナイフと傷ついた自分の手首だけだった。


月の見える夜は大嫌いだ
なぜか?
寂しくなるからだよ
誰かと繋がっている事を意識したって
それはただの鎖
いつかは錆びついてしまう
錆びついたモノ同士はいつかは千切れてしまうから
僕は千切れる前に
僕自身を傷つけていく


盲目に そして黒く
赤い血が腕を辿る
痛いなんて感じない むしろ 快感だ
消えない傷跡はいつまでも
ここにある

ナイフ カッター ハサミ
全て 何もかも 間違えた使い方だけど
それは僕の存在意義そのものだから
止まらない。


くだらないけど
でも 愛しいよ
この傷さえも愛してしまう
僕は多分 何を求めているのだろう


ついた傷は戻らない


盲目に 暗黒に
最後の最後まできりつくしてやるよ
痛いと感じるまで そう 血が吹き出るまで
僕が生きていると感じるまで・・・。


血が流れる度に月が減る
日常は変わらず 時は流れる
何が変わっただろう
自分の腕 足の醜い姿が増えていくだけ


だけど 僕は多分
それでも やめないだろう
この傷は僕の証


目に見えない傷跡もある


盲目に そして永遠に
今も心と体に傷をつけ そして誰も知らぬまま傷つく
僕は僕であるために傷をつけていく
何かを変えたいとか 何かを求めているとか
もう そんなものはくだらない
僕が僕という物の存在意義をここに印すために
「傷跡」という名のメッセージを残す


流れる血が増える度 僕の腕と足は醜くなる
何度目を瞑ったかわからないけど
でも それさえも愛しい

多分 僕は何も変わらないだろう。
このまま 癒えない傷と共に歩いていくよ。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル
公開日 2011/02/02
ジャンル ロック
カテゴリ その他
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