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匿名希望の果たし状
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作詞 星帆 |
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大好きだ 言えるわけ無いよ 言えるようなら迷わないのに
手紙を綴る勇気さえ 私には無かった
友達に急かされて 小さく背中押される
からかうような 瞳を軽く睨む
アスファルトの道を走って 君を追いかけて
声かけようかな 手を伸ばしたけれど
そっと 胸に戻した
手紙を書くと 宣言したよ
恋文の紙選びに 昼から黄昏まで
やっと決めたのは 柄無し白紙の便箋
ペンが踊るように走る
照れるようにまた消えてゆく
消しくずの靴跡を残して
君の下駄箱に入っていたのは果たし状
おまえなんか大嫌いだと綴られた手紙
ハートのシールは剥がしたよ
匿名希望の果たし状
読み進める君の顔が赤い
嫌いな割には 恋文だから
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