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どうして
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| 作詞 鮫 |
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彼を好きだと言えずにいた
背中を追ってばかりだった
笑顔に安堵してばかりだった
彼の気持ちを聞けずにいた
ついこの間までそこで笑っているのは私のはずだった
なのに何故
そう問い続ける日々
涙は世界の矛盾に埋もれて
誰も振り返りはしない
彼が笑顔を向けてくれることのない場所に
なぜ私がいるのだろう
彼を好きだと言えずにいた
背中を追ってばかりだった
笑顔に安堵してばかりだった
彼の気持ちを聞けずにいた
彼が幸せであればいいと願ったのは私のはずだった
なのに何故
こんなに胸が苦しいんだろう
軋みは世界の歪みにひずんで
誰も気がついてはくれない
こんなのは子供のわかままだとどうか
否定しないで、お母さん
彼を好きだと言えずにいた
失ってからはじめて気付いた
笑顔に安堵してばかりだった
彼はいつしか離れていった
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