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君の声しか聞こえない
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作詞 ●Yulli● |
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苦しくて今日は 授業も耳を通り抜け雨のそらをいく
感じてる背中 くすぐったいような感覚 真後ろ 君の存在
雨は嫌いだ 君が悲しんでいるような気がするから
忘れたんだね傘 色とりどりの花が咲くような中
ぽつんと残った漆黒の髪は 僕の好きな光りを放つ
君は露も知らず空を見上げる 愛しい横顔
ザーザー雨の音も
君を見つけた僕にはもう聞こえない
人混みを掻き分けて 透明な傘 握った手ににじんだのは雨じゃない
君にいう言葉を必死で探したあの雨の日
あのときめきはあの日以外はやってこなかったろう
ドキドキが耳を 秘めた熱さは体を
もう僕には君の足音しか聞こえない
いつまで続くんだろう このままでどうなってしまうんだろう
見えない答えがどうしても欲しくて 君の手を握ることを真剣に考えた
動かなきゃいけない 解ってた 今日もまた君にとびきりの笑顔向けるだけ
ザーザー 激しい雨音は
君の笑い声にいとも簡単にかき消される
「愛しい」と 君を想えば想うほど
僕の心の言葉は雨にかき消されていく
肩ならべて歩くだけのいつもの2人 言い出せなくて蹴飛ばした水たまり
こんなに苦しい想いはもう二度としたくない
僕には明日なんて無い この瞬間しかない
君の声しか聞こえない
このままでいいのか 僕はどうしたいのか
本当は心のどこかで解ってる
ありがとうと去ってゆく君の腕を なごり惜しくて引き寄せた
このままじゃだめだと焦る手がにじんだのは 間違いなく雨じゃない
僕には聞こえない
人の話し声も
踏切のさいれんも
車のえんじんも
僕の心臓の鼓動さえも
君の声しか聞こえない
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