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飴邪鬼
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作詞 shin |
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感覚振りな背に凭れて
油色の濃い上辺に酔う
あの巨大が欲しいとせがんで
流れる土の上で 横たわって見せた
動脈を繋いで 必死に動く筈だわ
反対向きに口ずさむ今は
目の呟く音のした僕の先で
渦巻いてみえるから
感覚振りな背は何も知らず
ただ呼吸を飲む
感覚振りな背に凭れて
酷い攫い方で見上げる
動物を繋いで 必死に動く筈だわ 可愛いもの
動脈は聞こえている 伝えて 今すぐ
吐くと息が乱れる
まるで焦げそうな虫になる
その時は 手を叩いて 冷える夜にしたい
凍えば白の息になる
まるで抱きつく虫になる
その時は 手を離して 冷える夜にしたい
動脈を繋いで 必死に動く筈だわ
煙管を手にして 指の間で細める
動物を繋いで 必死に動く筈だわ
またぶれる高鳴りに 嫌がる程 渡して
貴方が精一杯に掴んだもの
動脈を繋いで聞こえている筈だわ
追いで 必死に動く 貴方の半分
夢で応えるより 私の側で伝えて
流れる土の上で 浴びせて 漂う
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