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20168232258
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作詞 oreneko |
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どうせいつかドロになるから
どうせいつかクズになるから
最後の瞬間なんて
何年何月何日何時何分
この程度で充分です
優しい人よ どうか此処まで来て
僕に手錠をかけてくれ
死神の岬で 青い車で 行方不明さ
そんな妄想で 斜陽に溶けて
プールになるのさ
人間を越えて
来世また会おうだなんて
前世聞いたことある台詞で
たぶらかされるのが たまらないんだよ
気持ちいいんだよ
そんな妄想で 斜陽に溶けて
大地になるのさ
人間を辞めて
僕を支配した君の肌色が
僕を守るための 目隠しになる
首筋のコードが 千切れるその前に
車椅子のまま 記憶を亡くす旅へ
誰にも理解されなくていいから
二人を共犯者でいさせて
子猫のままで 居場所をなくして 意識不明で
そんな妄想で 世界に溶けて
童話になるのさ
人生を綴って
血液を半分 分け合うみたいな
深いキスのあと 僕らは泣いていた
愛用のナイフで 背中に羽を描いて
「これで天使になれる」
なんてふざけながら
ねぇ中学生の頃
なんであんな無垢に笑えたんだっけ?
ねぇ中学生の頃
なんであんな無知でいられたんだ
君のスープに僕が混ざるから
パジャマのままで 空に落ちていく
Spitzのガーベラを 聴いたそのあとで
Artのスワンソングを 聴いたそのあとで
花瓶からこぼれた 秘密の合言葉さ
どうせいつかは死ぬから 一緒なら大丈夫
未解決だらけで 不誠実な僕らへ
これは僕なりの犯行声明
どうせいつかドロになるから
どうせいつかクズになるから
最後の瞬間なんて
何年何月何日何時何分
この程度で充分だ
「ねぇ中学生の頃
なんであんな無垢に笑えたんだっけ?」
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