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夕方
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作詞 Akira Kulume |
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空の端は薄紅く染まり
遡るほどに紅(あか)は薄らいで
少し暗い水色と合わさる
さらに遡れば
水色の濃さと暗さが深くなり
昼と夜の中間の
成り欠けの夕空が完成する
太陽は建物の影に遮られ
望の灯が沈んでゆく姿を見ることができない
紅(あか)はすでに暗くなり
暗赤色の端が
四角く区切られたこの世界に
指定され 固定され
自由でない僕らに
本当の世界の自由さを 広大さを
教えてくれる
静かに僕らに見えない灯が笑いかけ
遠い遠い地平線に沈んだ
ふと心に暖かさを感じたけれど
やがて僕らは夜の闇に閉ざされてしまった・・・
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