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東京
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作詞 N. |
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華やかな街 凍える街路樹
殺風景な建物を彩る電飾
地下では騙し合い 地上では嘘笑い
雪は降っても積もらない 車の体温ですぐ溶ける
「上を向いて歩け」と言われても
東京の夜空を見上げてどうなる?
綺麗な星なんて見当たらないぜ 灰色の夜
こんなことなら俯きながら
真黒なコンクリと砕かれた石を見ているほうが
まだ星空らしいんじゃないか、と思う
眠らない街 つたない言葉達
殺風景な心を彩る電飾は?
友とは離れあい 恋人とも別れあい
一人で東京来た 何か手に入れられたものは――?
「ここで夢を見つける」と思ってた
僕にとって 東京は大きすぎる
綺麗な夢なんてどこを突っついても出てこないぜ
こんなことなら俯きながら
過去の思い出を夢想しているほうが
まだ何かを見つけられる、と思った 言い訳の夜
「ここで夢を見つける」と思ってる
すぐ帰るのも かっこつかないじゃないか
綺麗じゃなくていい 夢なんてどっかに転がってるさ
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