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そこらじゅうの夜
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作詞 溜 |
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ふたりで夜に 隠れたら
海の波音が「こっちにおいで」と呼んでいた
もっと もっと 深く
隠れてしまわないと
すぐに あっちに 帰らないといけないの
寄り添って
見上げた空は
黒く沈んで
こんな夜だって
あなたが居るから
怖くなんてない
お星様、お月様 お願い
あたしたちを 照らさないで
ふたりで夜に 紛れたら
吹き抜ける風が どこか遠くへ と運んでくれる
ずっと ずっと 強く
離さないようにと
スピードに おいていかれないように
…もう 帰らない、もう 帰らない
しがみついた
背中は熱く
優しくて
こんな夜だって
あたしをおいてなんか
いかないのね
街灯も、街明りも お願い
あたしたちを 照らさないで
急ブレーキで 迎えたのは
優しい“おかえり”と 退屈な朝
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