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KAIDAN 〜リスタート・ライン
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作詞 Little By Little |
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何を立ち止まってんだ
前に進めばいい話だろう
手をこまねいてみてても
前だけ見て進んでいくのも
結局同じ時間だから
そうやって手すりにしがみついて
らくしてのぼるのもいいだろう
自分の足だけを信じて
上り詰めるのもいいだろう
今何段目? 先の見えない階段
下のほうに明るい明かりが見えた
居心地のよさそうな優しい明かりだ
このまま苦しい思いして上るより
楽しい思いしながら
ゆっくりと降りたほうがいい
降りている間に手すりにしがみつきながら
必死こいて上ってる人
重たいリュック背負いながら
汗水たらしながら上ってる人
おかしいな 下って明かりに
近づいているはずなのに
いっこうに明かりは近くならない
その輝きはしぼんでいく
目指していたはずの目標が消えた
途方にくれている傍を
何も言わずに通り過ぎていく人
何も言えずゆっくり振り向いた
さっきまであんな高いところにいたのか
今何段目? そんなこと聞くなよ
もう上る気力もない
いっそこのまま座ってすごそうか
てっぺんなんか見えないから
どうせ歩いても無駄だろう
腰を下ろしている傍を
無駄なのに必死に登っていく
その懸命な姿を笑ってやろうと
過ぎ去った後も背中を見送る
今何段目?わかってたまるか
明かりも失せ希望も失せ
座りつくしてた傍を
何も言わずに通り去ってゆく
なんだよ そんな顔でみんなよ
なんのために 誰のために
望みはなんだ 疲れるだけだろう
それでも上るのか
もうどれくらいたっただろう
どれくらい傍を通り過ぎていっただろう
することがないから
仕方ない 上っていこうか
久しぶりに上げた重い腰
立っているってこういうことか
一段 また一段
先の見えない階段を上る
今何段目? さっきよりは高いだろ
後どれくらい?今から数えていこうか
ここがスタートと決めた
今何段目? 記念すべき一段目
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