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普通な男の普通な思考
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| 作詞 メリー |
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ちょっと語っていいかな
何も知らない 子供たちには
悩ましい こんな時代の現状を教えこむより
一粒のあめ玉を 口の中へ放りこんであげたい
僕だったらそのほうが よっぽど嬉しい
友人たちの間で 話題の映画は
子供たちがかわいそうな死にかたをする 悲劇ばっかりなんだなぁ
死人の数が多ければ多いほど
彼らは目をかがやかせて 絶賛するんだ
ねぇ 死で感動できるってのは 本当に喜ばしいことなんかなぁ？
僕だったら そんな感動大作より
くだらないハッピーエンドの童話を愛したい
戦争について 語る人間を見るたび
なんとなく「あれ？」って思っちゃう
あたかも自分が戦禍から帰還したかのように話しておいて
それは結局そいつの妄想なんだもの
説得力なんてさらさらさ
僕なら生まれたときには この国はもう平和になってた
できれば一生 そんな悲痛な歌 うたわないまま死ねたら良い
わからないなぁ わからないよ
きっと一生 わかりっこないさ
僕のような 普通に年老いて 普通に死んでいく男にはさ
それでも僕が僕をやってられるのも 一生で一度のことなんだから
できるだけ上手に 僕を生きようと思うよ
普通ってのは 決して罪じゃあない
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