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メリー2
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作詞 メリー |
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くすんだ容器の底に
わずかに残った沈殿が
出たい出たいっていってる
そう思えないこともない
「もう君はからっぽだよ
声ならすべて出しつくした」
そんな気もしてくる
そう言われてしまうと
多すぎるというよりは 不足している気がする
だからといって別に誰かに 励まされたいでもない
誰の賞賛も嫌味にきこえる
でもこんな自分が割と好き
僕は嫌な人間だろうか
ああべつに返事はなくていいけど
今日は夜が来る
孤独がドアをノックする
ベッドの中でだけ身体は
人肌を求める
ねぇ君もいつか
他の誰かとセックスするの?
いや どうでもいいか
そんなこと どうでも
口をあけてうめいても 似た単語しか出ない
ドを叩いてもレを叩いても 音しか出ない
服は別に脱がなくて良いよ
僕にかまわず眠っても良いよ
何故照れずに言えないだろうか
…でも朝までどこかは触れてて欲しい
さみしいから
口をあけてうめいても もはや涙しか出ない
ドを叩いてもレを叩いても 埃しか出ない
さっさとやめればよかった
もっとはやく気づけばよかった
僕にできるなら誰でもできるさ
他の誰かがやってくれるさ きっと…
もう涙も出ない
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