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題名無し
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作詞 メリー |
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息を呑むくらいの 夕陽をみて
この感動をさ
誰かに手渡すころには
まったく別物になってしまってるんだろう
僕の中で玩びすぎてしまったせいだ
もう伝わらない
急に興冷めして 丸めて捨てる
まるでコンドーム
何度同じこと繰り返しても
失敗を正せない
困るなぁ
悲しいなぁ
いっそそっちが察してよ と
じれったくて 理不尽も言う
そうこうしてる間に また
感動に出会う
自分のこと把握してるはずなのに
この女のこと愛してるはずなのに
「あれ?」と そう考えた瞬間
寒くなるくらいの
孤独を感じる
何も自信が持てなくなる
例えば今の僕は
一年前の僕より
君に似た歩幅になってるのだろうか
何度も振り返って確かめたつもりだけど
あと一年たてば
目に見えるくらいの成果は出るだろうか
せめて 暗い内に眠れるくらいの
最近のぼくといえば
いじくっている内に
似たようなものばっかりになってしまう
僕のカラーなんていらないのに
自由気ままな
カメレオンみたく
例えば君に会った瞬間
紛れてしまえるような
そんな
柔軟性だけ 欲しかった
でも
こうやって生きてくんだろう
繰り返してくんだろう
愛しくて荒々しくて滑稽なこのフォームで
歩いてくんだろう
たまにお互い疑わしくなったなら
汚れた手のひらで おもむろに
隣人の肌にさわって
不器用に認識してくんだろう
ホモサピエンスのかたち
確認し続けるんだろう
…それで良い
例えば別れるかもしれないだろう
どんなに愛着のある人間とも
極端に冷める日が来るのだろう
その時泣けるなら
理由は分からないとしても
愛する誰かとの別れの
その時泣けたら…
今生きてても良いと思える
ふとそんなことを考えてました
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