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隣にいる人
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作詞 唄音 |
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座ったんだ 隣に 微笑むように
上からでも 遠くからでもなく
ただ 隣にいた 優しい笑顔とともに
そう ずっと 特別だと言われた
人と ずっと 線を引いて生きてきた
人との溝が埋まることなんて
永遠にないと思っていた
後ろ暗い 影のない人なんて
いるはずがないと思っていた
特別だと言われることに
いつしか 悲しみを覚えた
この想いを 誰にも伝えられず
だから この悲しみのはけ口を
いつも探していた それが
人を傷つけていたことなんて知らずに
そして 自分を傷つけていたと知らずに
こんな 寂しい世界に 君がいた
私を 見てくれると思った
この悲しみを 打ち明けられると思った
すべてを話してもなお 君は 私の隣にいた
君を傷つけてもなお 君は 微笑んでくれた
私の人のあり方を 君は 変えてくれた
人なんて 上からや遠くからしか
人を見ない生き物だと思っていた
人を見ることなんてない生き物だと
そんな想いを 君は 少しずつ
少しずつ 放り出さずに 溶かしてくれた
君は 私と友達になりたいと
すぐに思った 嘘だと
こんな私に 何でだろうと
君もやっぱり 何かあると思った
そう思うことで 自分を守っていた
君の笑顔に 影なんてなかった
優しさと 愛しさの間で
私の手を差し伸べてくれていた
初めて祈った 信じてもいなかった神様に
君と ずっと 歩いていきたいと
君と ずっと 友達であり続けたいと
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