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作詞 CRANE鶴
実る命 咲いた花
路地裏に一つ
花びら散る前に 一人 笑った

微かな太陽受け流し
僅かに届く水を分け与え
精一杯種をまき
精一杯芽吹いた
花が揺れる 心も揺れる
人は日々何かに急かされて
人は動く 時間も動く
人は日々何かを与えられて

誰も目をやらない暗い路地裏で

誰も通りはしない細い道で
何年も生きている
野良猫が偶々通った

その薄暗い場所に目を輝かせ
その泥の上を小走ったその足で

咲いたばかりの花
輝くけれど
私達にとっては一瞬のこと
それでもよいと
花は芽吹き
与えられた命必死に

いつ潰されようが
関係ないと
いつこの灯りが消えまいと
いつその先が
見えなくなっても
花は芽吹き
与えられた命必死に

終わる命潰れた花
路地裏に一つ
誰の視線も受けることなく
花びら散る前に 一人 笑った

花が咲く
薄暗い場所でも
文句一言言わず芽吹いている
風が寒い 日も照らず
唯一滴る雨も不十分に

落ちた命 又そこには
存在を記すように
新しい花が 一人 笑った

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル
公開日 2008/07/17
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント この曲は、人間にとっては一瞬に感じても、花にとってその時間は一生。そんな短い間しか生きられない花。どんな所にでも咲く花。それでも文句言わずに必死に花を咲かそうと生きている……。そんなことを思いながら書いた曲です。
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