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儚い君が薫る部屋で
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作詞 愛弓歌 |
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淹れたての紅茶香る部屋で
カーテンの隙間から零れた
日溜まりのカーペット
転がる君はlazy daisy
オレンジの寝惚け眼擦り
カーテンの漣に溢した
消えそうな鼻歌を
奏でる君はlovely daisy
寝覚めのキスをと近づくと
君は微笑み目を閉じるけど
僕は大雑把に肩を揺すって
ぶっきらぼうに起こすだけ
ごめんね、怖いんだ
君の無邪気を掻き乱すことに
淡い高鳴りすら感じる僕が
この手でいつか君の可憐を
壊してしまいそうで
ごめんね、怖いんだ
ねえ、デイジー
僕がこの手で汚すくらいなら
可憐で無邪気な君のまま
春の終わりに 夢のように
消えてくれても構わないと
そう思っていたんだよ
「愛じゃない」とそう思ってた
去り際の春の薫る部屋で
ちょっとだけ不機嫌に転がり
純粋な眼差しで
見上げる君はrosy daisy
寝覚めのキスはと問いかける
そんな微笑みも見ない振り
僕は君に淹れた紅茶差し出し
ちょっと無理に笑うだけ
ごめんね、怖いんだ
君の無邪気を掻き乱す度に
君をいとおしいと感じる僕が
無垢をいつか壊したとしても
僕色に染めたくて
ごめんね、愛してる
ねえ、デイジー
僕がきっと汚してしまうから
可憐で無邪気な君のまま
春の終わりに 夢のように
消えてくれればそれでいいと
そう思っているんだよ
儚いうちにねえ、別れよう
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