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雨宿り
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作詞 asaasa |
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雨に濡れた犬を抱く
かわいそうなくらい震えているね
黒い瞳がかわいらしいので
うっかり家にあげてしまった
むせかえる匂いと愛のうた
できるだけのものをあげたいよ
君はとてもかわいそうで
悲しいくらい無知なんだ
雨はやまないね
外で遊べないから秘密のことしよう
君は素直に喜んだ
あげるよ体温と優しさを
暖めてはあげるけど
君はあたしの犬ではないので
あたしには懐かないでおくれ
他人の痛みなんかわかりようもない
君は冷たいからだをすり寄せてくるね
頼る人がいないから誰でもよかったんだね
毛布にくるまろう
パンが焦げる匂い家のなかの空気
君が偽善ならあたしも偽善であろう
あたしが偽善だから君が偽善になったか
もうどうでもいいか
雨はやまないね
閉じ込められているのに君はうれしそうだね
あたしはちっとも
嬉しくないんだよと笑った
暖めてはあげるけど
君はあたしの犬ではないので
あたしに懐かないで
雨があがったら他人だよ
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