|
|
|
陽炎
|
作詞 NAO |
|
夏の日に揺れる陽炎 幻影のよう 消えてしまいそうな感情
歪んでいく景色を この弱さでは 何も出来なかった…
淡い熱が身体を包み込み 眼の前でまだ 揺らいでいる陽炎
重なって消える影 陽射しは心に痛く 優しくなかった…
焦がれた心にそっと雨が降る 心は雨上がりの黄昏時を迎える
眼の前で何も変わらない 景色を見たくなくて 眼を塞いでしまった
そっと思い描いた夏よりずっと 虚しさと切なさの風が吹き乱れて
朦朧とした陽炎の景色は 紅蓮色の中に紛れても 消えない…
きっと感じた夏の思い出は 寂しさと静けさの額縁で飾られて在る
月夜をこんなにも恋しく思うのは「今」が怖くも つらいから…
触れられない影を触ろうとした 空に欠けそうな夏景色
言葉に出来ない心を また 形に出来なかった…
強い雨でも影は消せずとも 眼の前でずっと 幻影の姿が在る
重ね合わせた約束も 反故となり 時間が過ぎた…
尽きそうな身体に熱が宿る 理想では黎明世界の扉が開く
覚束無い足音は 喧噪になって 景色を汚してしまった
陽炎の面影は何もなく 跡も風も残さずに消えていくのでしょう
果てるその時が来たなら 言葉は何も残さないから 陽炎のように
色を付けた夏 陽炎は 幻影のまま 揺れ動いて 熱を帯びさせる
けど 不安が募り 失望や絶望したりするけど こう思うよ
きっと希望も失望も絶望も 喜びと嬉しさの中 輝いて
すべては夢への道を創る涙 淡い熱も終わりを告げる時が来る
きっと感じる夏の思い出は 砂が焼ける程 暑くあるはずだから
重ね合わせる誰かとの約束が 未来へと 永遠へと 続くように
約束の眼の前で陽炎が揺れている 無傷で続いていけるね
景色が歪みそうな時は 手を繋いで 歩いていこう
誰かと重ねる約束が幸せに 永遠へと 続きますように
そして 夕焼けに染まる約束が明日も そのままであるように
|
|
|