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蝋燭
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作詞 NAO |
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別れの歌を聞かされて 心に穴がひとつ空いた
常夜灯すら点けず 蝋燭一本に火を灯した
か細い火が 涙を隠して 唯一 僕を慰めてくれた
優しい微かな明かりだったのに 零れた涙が消した
月が見えない夜だから 笑っていたかったけど
君の笑顔が蘇る 何が悪かったのか まだ 分からないよ
「君が居るはずだったのに」と闇空の下で泣き続ける
溶けた記憶が蒸発していく 何もない空っぽの記憶
本気の声を聞かされて 記憶が隙間だらけに
涙を見せたくないから 電気は付けない
か細い火が あなたを映して 僕に追い打ちをかけた
優しい静かなひかりだったのに 零れた涙が消した
月が見えない夜だから 笑っていたかったけど
君の笑顔が蘇る 何が悪かったのか まだ 分からないよ
「泣かない」と決めてたのに 「大丈夫だって」覚悟してたのに
涙腺を傷つける そんな事 する人じゃないと思ってたのに
現実は難しいんだって 笑い飛ばしたかったけど
いつもの笑窪が現れる 脳裏にひっそりと 影を忍ばせて
「君が居るはずだったのに」と闇空の中で泣き続ける
液状の思い出が雪と流れてく 何もないリセット状態の私
蝋燭だけが優しかった あなたよりも優しかった
涙で裏切った 私を許して
灯したら また包んで あなたの抱擁よりも優しく
泣き止むまで 泣き顔を照らさずにひかっていて
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